モチーフとなった素材は,古来よりこの常盤の地に根ざしている
「松」
①輪を結ぶ松葉は,「輪」→「和」に通じ,
仲睦まじい友愛を表している。
②斜め上方へ真っ直ぐ伸びた松の枝は,
清々しく力強く伸びゆく真摯な姿を表している。
総じて,「郷土を愛し,互いに協力し,自分の可能性を十分に伸ばしゆく力が身につくこと」を願い定められた校章です。児童玄関上部で子どもたちを出迎え,体育館の天幕より数々の式典とともに在り,子どもたちを見つめてきました。
作詞:浅井 洌
古くから歌い継がれてきた常盤小学校校歌の作詞者は,県歌「信濃の国」の作詞をした浅井洌氏です。
しかしこの校歌がいつ生まれ,作曲者が誰かということは,はっきりとはしていません。百周年記念事業の中で校歌研究委員会が設けられ,県文書課やかつての職員会誌,学校日誌について調査したところ,明治39年入学生の通信簿にすでに校歌が印刷され,当時の運動会でも歌われていたことがわかりました。
歌詞
1.東を限(かぎ)る千曲川
西に連なる長嶺の
松の緑の常盤村
人は素樸(すなお)に土肥えて
家し富めれば 昔より
ことなき里と遠近(おちこち)に
愛でらるるこそ 尊けれ
2.常盤の里の学校(まなびや)の
庭の撫子(なでしこ)おみなえし
御代の光ののどけさに
匂える花の美(うるわ)しく
大和錦の色はえて
黄金(こがね)白金おく露に
栄ゆくこそ尊けれ
3.学(まなび)の業は難くとも
文の林は繁くとも
初(うい)の山ふみ踏みならう
麓(ふもと)の道をはじめにて
仰ぐ雲井の高やしろ
登る岨路(そばじ)も弛まずば
高嶺の花も手折るべし